いよいよ6月13日に開幕の迫った第20回FIFAワールドカップは、最多優勝5回を誇るサッカー大国ブラジルで開催されます。そのブラジルはコーヒーの生産量世界一でも知られています。
今回のブログW杯とコーヒーとの意外な関係についてのお話です。
ブラジル産のコーヒーを「サントス」と呼ぶのは、ブラジル南東部サンパウロ州のサントス港で船積みされるためです。サントスにはあの王様ペレやキングカズこと三浦知良が在籍したことのある名門クラブ「サントスFC」があります。ブラジル対クロアチアの開幕戦が行われるスタジアム「アレーナ・デ・サンパウロ」も、そのサンパウロ州にあります。同じく試合会場の「ベロオリゾンテ」のあるミナスジェライス州には、広大なセラード地域というコーヒーの名産地があります。当店のブルボンアマレロがセラード産のコーヒーです。

今回の出場国の中では ブラジル、カメルーン、メキシコ、コロンビア、コートジボワール、コスタリカ、エクアドル、ホンジュラス、アメリカ、オーストラリアは(生産量の多い少ないはありますが)コーヒー豆の生産国です。また過去には、フランス大会で共に日本と初出場同士で初勝利を掛けて対戦したジャマイカも、ブルーマウンテンの生産国として有名です。ちなみに残念ながら日本はジャマイカにも負けて3戦全敗でフランス大会を終えました。
アジアやヨーロッパ枠での出場国はコーヒーの生産国ではありませんが、ドイツ、フランス、イタリアは焙煎度を表現するときに「ジャーマン=深煎り」り」「フレンチ=極深煎り」「イタリアン=極極深煎り」と言ったりします。ヨーロッパでは南にいくほど深煎りになる傾向があるようです。
さて、我らが日本代表監督ザッケローニの出身国イタリアはエスプレッソコーヒーの発祥の地ですが、意外にも日本茶も好きなんだそうです。

世界中をコーヒー豆の買い付けで旅する輸入商社の人から聞いた話です。その人は、見知らぬ街角でサッカーボールを蹴る人々の和に積極的に入っていくそうです。そうすると言葉は伝わらなくても人々に溶け込んで打ち解けられるそうです。世界で最も競技人口が多いスポーツ「サッカー」を物語るエピソードですね。

日本の初戦は6月15日、対コートジボワールで日曜日の朝10時キックオフです。第二戦(対ギリシャ)は20日朝7時、三選(対コロンビア)は25日朝5時、コーヒーを飲んで目を覚ましながら応援しませんか!

第三戦の対戦国コロンビアは、世界2番めのコーヒー生産国で、特に美味しいマイルドコーヒーを生産する国として知られています。

今回ちょうどタイミングよく入荷した、コロンビア ナリーニョ ラ・パンパ農園もそんなコロンビアマイルドコーヒーの名に恥じない素晴らしいコーヒーです。
対戦前にコロンビアをおいしくいただいてしまいましょう [:Obh:]

ちなみに初戦の対戦相手コートジボワールもコーヒー生産国ですが、ロブスタ種という品種(インスタントコーヒーなどの原料にされることが多い)のみの生産のようで、今回入手できませんでした。
(当店は高品質のアラビカ種のみを取り扱っています。)