どこかで聞いたことがあるような「ビルカバンバ」、たぶんテレビかなんかで見たり聞いたりしたのでしょう。でもその言葉の意味することはしりませんでした。

ビルカバンバ


今回ご紹介する「ビルカバンバ」は南米エクアドルのコーヒーの名前です。
ごらんように麻袋には帽子をかぶった男の人がシルエットで画かれています。

ポドカルプス国立公園の西に位置するビルカバンバ渓谷で栽培されるティピカ。
ラテンアメリカにコーヒーが初めて伝わったのは1714年、オランダ人がガイアナに持ち込んだことに始まります。しかし、1720年にフランス人がマルティニーク諸島に持ち込んでからが本格的なコーヒーの伝播になります。1723年にメキシコ、コロンビア、1727年にブラジル、1784年にベネズエラ、中央アメリカ、1748年にジャマイカ、キューバへと広がりました。そして、エクアドルに伝わったのが1830年。近隣諸国に比べるとかなり遅れました。最初に栽培されたのは沿岸に位置するマナビ県のラス・マラビージャスとエル・マメイ。そこからあっという間に全国へ広がっていきました。

ビルカバンバ


ビルカバンバは、コーカサス(グルジア共和国)、フンザ(パキスタン)と並ぶ世界三大長寿地域と言われています。 100 歳以上生きることが普通のようです。なぜ、こんなに長生きできるのか、世界で研究がすすめられています。のどかな風土とバランスの取れた食生活がその秘訣 のようです。ビルカバンバとは、古代インカ語で「聖なる谷」という意味。その谷間ののどかな田園風景の中に、「生命の水」と呼ばれる川が流れています。この「生命の水」を使用して丁寧に精製された長寿コーヒー。

前回のルイスグラシアで好評だった(?)衛星写真です。
ビルカバンババレーというだけあって、なんとなく谷っぽい地形に見えます。
どうやら国道39号線で行くみたいです。
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