珍しいインドのコーヒーのご紹介です。
このコーヒーの特徴は「モンスーニング」という珍しい精製方法でつくられたことです。
5~6月に吹く南西のモンスーン(貿易風)を利用して精製したコーヒーです。
アンウォッシュド・アラビカ・コーヒーを風通しの良い倉庫で4~6インチの厚みで拡げ4~5日乾燥させます。そして周囲の湿気にコーヒーが均等に晒されるよう時々かきまぜます。
その後、袋に詰めて幾つもの列に並べます。列と列の間は充分に拡げてモンスーンがコーヒーの列の間を絶え間なく、均一に吹き抜けるようにします。週に一度くらいの割で、コーヒーを袋から出して詰め換え、あるいは袋の列を並び変えます。
![mon1 ただいま乾燥中](https://www.coffee-sapporo.net/wp-content/uploads/2010/01/mon16-300x227.jpg)
ただいま乾燥中
![mon2 ハンドピック](https://www.coffee-sapporo.net/wp-content/uploads/2010/01/mon22-300x185.jpg)
ハンドピック
![mon3 かき混ぜ中](https://www.coffee-sapporo.net/wp-content/uploads/2010/01/mon3.jpg)
かき混ぜ中
これまでも「サンドライ」と呼ばれる天日乾燥されたコーヒーをいくつかご紹介してきました。たとえばグアテマラ・ブルボンサンドライなどです。
今回のモンスーンは室内で日光に当てることなく、風で乾燥させるという製法に特徴があります。
製法による風味の違いなどを楽しんでいただければと思います。