~ 千の丘の国 ~ ルワンダのコーヒーの登場です。

ルワンダ共和国は中部アフリカに位置するアフリカで最も人口密度の高い国です。自然豊かな山々に囲まれ、美しい恵みの土地「千の丘の国」と呼ばれるように、平均標高1600mの高原地帯にあります。
1994年の悲しい歴史を乗り越え、現在では世界で最も治安の良い国のひとつと言われています。
他のアフリカ諸国と違い、地下資源を持たないルワンダは農業が主な産業となっています。その中でもコーヒーは輸出売上げ一位を占める重要な農作物であり、地方の人々にとって最も大きな現金収入源です。
ルワンダのコーヒー生産の歴史は、植民地時代に外貨獲得の政策として、各農家に70本のコーヒーの木の栽培を義務づけたことが始まりです。現在でも大規模なコーヒー農場はなく、各農家毎に約200本のコーヒーの木を栽培していいます。
恵まれた自然条件のもと、農家が手塩にかけて育て、手で収穫、完全洗浄、天日乾燥、それから一粒一粒を手で選別、それらの丁寧な作業が、大粒で美しい生豆を生み出しています。こうした丁寧な作業ができるのも小規模栽培ならではです。

収穫風景

収穫風景


そして2008年にはアフリカ大陸で始めてカップオブエクセレンス(COE)の開催国となったことからもルワンダコーヒーの品質の高さを知ることができます。
ただこれまでルワンダのコーヒーは、欧米に輸出されることが多く、日本に輸入される量は僅かでした。当店でも過去「カレンゲラ」「アバトゥンジ農園」の2種類のみ販売することができました。

そしてこの度待望の再入荷となったルワンダコーヒーは、ブルボン種100%の「バフコーヒー・ニャルシザ農協」です。この農協は2008年のCOEに3つも同時入賞したルワンダを代表する農協です。

標高1300 [:波線:] 1400mで栽培され、水洗処理した後、アフリカンベットと呼ばれる木や鉄製の枠にネットを張った乾燥棚の上で、太陽と丘を駆け抜ける風によって乾燥されます。

爽やかな風味としっかりしたコク、甘みを兼ね備えた「バフコーヒー・ニャルシザ農協」をおすすめします。