現地時間8月5日、ブラジルのリオデジャネイロでオリンピックが開幕しました。

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ブラジル国旗

南米初のオリンピックとして注目を浴びる一方、治安や感染症など安全面での課題もあるようです。

日本チームの活躍もめざましく、20日時点でのメダル獲得数は金12、銀8、銅21です。
懸命に戦う選手たちの姿は、たとえメダルに届かなくても私たちに大きな感動を与えてくれますね!

さて、そんなブラジルは世界一のコーヒー生産国で、生産量は世界の3分の1を占めます。
元々南米大陸には自生するコーヒー種はなく、ブラジルで栽培されたコーヒーも外国から移入されたものでした。

最初のコーヒー栽培は1727年に始まりました。当初コーヒー生産の労働は主に奴隷達によって賄われ、19世紀前半にはブラジル南東部でのコーヒー栽培のために150万人の奴隷が輸入されました。

1850年にブラジルで奴隷制度が廃止されると、コーヒー農園主たちはヨーロッパからの移民を雇用し労働力を充足するようになりました。
南東部のサンパウロにはコーヒー生産に従事する多くの移民が流入し、1930年代には人口100万人を超えリオデジャネイロを抜きブラジル最大の都市となりました。

日本からも1908年に移住が開始されて以来約100年間で13万人が移住したということです。
オリンピックの開会式にも日の丸をモチーフにした衣装を着たダンサーがその歴史を紹介していましたよね。

コーヒー産業は1930年代の世界恐慌の影響で価格が急降下するまでブラジル経済を牽引し続け、その税収は道路、港湾、通信システムなどインフラ整備に充てられました。
このころは世界シェアのおよそ80%を占めていました。

1950年代には世界的に生産が盛んになりブラジル産の世界シェアは徐々に減少していきました。しかしブラジル経済はコーヒー産業に依存し続け、1960年台になってもなおブラジルの輸出の60%をコーヒーが占めていました。

1990年頃より規模重視を見直し、品質管理にも力を入れるようになりました。現在ブラジルにはサンパウロ州、ミナスジェライス州、パラナ州を中心に約60億本のコーヒーの木が栽培されています。

ビーンズではベーシックなグレードのブラジルサントスをはじめ、ミナスジェライス州の広大な高原地帯セラード産のアマレロブルボン、同じくミナスジェライス州のサンアントニオ農園産ショコラを販売しています。
そして現在シッチオ・オリョ・ダグア農園を限定販売中です。

ブラジルと日本との時差はちょうど12時間、昼夜真逆のスポーツの祭典を観るには寝不足との戦いが必要です。
残すと事あと一日! ブラジル産コーヒーを飲んで睡魔を打ち負かしましょう!