三谷幸喜さんの芝居は以前から一度生で観たいと思っていました。

今年は三谷幸喜さんの生誕50周年で、この記念すべき1年を「三谷幸喜大感謝祭」と銘打ち、これまでお世話になったすべての人々へ「感謝」を込めて、4本の新作舞台を書き下ろすそうです。
その中の1本が「国民の映画」です。「国民の映画」は4本の新作の中で唯一三谷幸喜さん自身の企画なのだそうです。

なかなか北海道での公演はないので、思い切って横浜まで行きました。
劇場は今年1月にオープンしたばかりの神奈川芸術劇場(KAAT)です。
山下公園や中華街にも近く、地方から行くには便利な場所でした。

国民の映画

さて、芝居は
パンフレットより
舞台は1941年のドイツ・ベルリン。
ヒトラー内閣がプルパガンダの為に作った宣伝省の初代大臣を務めるパウル・ゲッベルスは、すべての芸術とメディアを監視検閲する権利を与えられていた。
ある日ゲッベルスは映画関係者たちをホームパーティーに招き、最高のスタッフとキャストを使った理想の映画を作る企画を打ち明ける。
そして、ナチス高官たちと映画人がたちが一堂に会し、虚飾と陰謀に充ちた狂乱の一夜が幕を開けようとしていた。

出演者は豪華です。
小日向文世、段田安則、白井晃、風間杜夫、石田ゆり子、シルビア・グラブ、新妻聖子、 今井朋彦、小林 隆、平 岳大、吉田 羊、小林克也、風間杜夫

これまでにビデオなどで観た三谷作品と少し趣が違いました。
重いテーマの芝居ですが、そこは三谷幸喜、ちゃんとクスッと笑えるように作ってあります。
1部60分、休憩15分、2部105分、あっという間の3時間でした。

でも少し気になることが…
なかなかチケットが入手できないはずの三谷幸喜のお芝居なのに3階席にはチラホラ空席がありました。
平日の昼間の公演だからなのか、それと震災の影響なのか

それにしても神奈川芸術劇場(KAAT)は演劇専用というだけあって、一階後ろから2番目の席にもかかわらず、とても見やすい劇場です。
札幌にもこういう劇場がひとつあればいいのになぁ [:波線:]

それから昼食はせっかくなので中華街で食べました。
その話は次回につづく!